著者のコラム一覧
松崎菊也戯作者

53年3月9日、大分県別府市生まれ。日大芸術学部放送学科卒業後は宇野重吉らが率いる「劇団民藝」に所属。その後はコントグループ「キモサベ社中」「キャラバン」を経て、88年にコントグループ「ニュースペーパー」を結成。リーダー兼脚本家として活躍した。98、99年にはTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか!」でパーソナリティーを務めた。現在も風刺エッセイや一人芝居を中心に活躍中。

JSCは箱モノよりも選手育成にカネかけろ!

公開日: 更新日:

「日本選手はダメでも世界の一流アスリートが見られるだけでもワクワクしますね!」

「だけでも」って何だ?

 これじゃ2020年東京五輪に向けて民から出るのはため息ばかり。

 そうか、わかったぞ。白紙撤回見直しが決まった国立競技場だって、なんやかや2000億円は下るまい建築費は、あくまで外向け、世界から来日する超一流アスリートに対するおもてなしであるわけだ。世界的な超一流アスリートに比べれば、陸上日本代表選手なんぞ予選タイムにも引っ掛からん二流ばかり。ま、おめこぼしで五輪開催めでたいことでもあるから隅っこのほうに出してやろうってか? 開催費用を税金で払わせていただく民にゃありがたすぎて涙が出るわい。

■仏作って魂入れず

 仏作って魂入れず。箱モノにゃ湯水のごとくにカネつぎ込むが、中身の競技者育成まではいかんともなしがたいか。この費用対効果を説明しろ。なんか答えてみろや独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)のアホども!

「え~お答えいたします。トラック競技はそもそも世界との差は歴然としておりますので、まぐれでもない限り入賞はおろか、表彰台も想定いたしておりません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動