過去の大横綱にも例が…白鵬の「初休場」は成績下降の前兆
過去の大横綱も初休場後は休みがちになり、坂道を転げ落ちるかのごとく成績が下降している。
昭和の大横綱と呼ばれた北の湖(現理事長)は、歴代最多の横綱在位63場所と歴代5位の優勝24回を誇り、74年9月場所で昇進してから81年9月場所まで、7年間休場はなかった。それが右ヒザを痛めて81年11月場所を途中休場すると、引退するまでの19場所で休場10回。ガチンコを貫いた貴乃花(現理事)も96年11月場所を背筋の肉離れで初めて休場して以降は、15回も休場。晩年は歴代最多の7場所連続休場で非難を浴び、肉体、精神ともにボロボロとなって土俵を去った。
長年土俵に君臨していた白鵬だからこそ、「たかが初休場」では済まされない。