スコアアップには真っすぐより一方向に曲がる球を打つ練習を
真っすぐ打つのと、曲がる球を打つのとでは、どちらの方がスコアが安定するのか?
こう聞かれると、ショットが不安定なゴルファーほど、「真っすぐ打った方が有利」だと答えるだろう。真っすぐ打てれば、フェアウエーをキープしやすくなるし、グリーンをとらえる確率も上がるからだ。
しかしながら、ツアープロでストレートボールを打つ選手はほとんどいない。右から左に曲がるドローを持ち球にしたり、左から右に曲がるフェードを持ち球にしている選手の方が圧倒的に多い。
先週、「片山晋呉インビテーショナル ネスレ日本マッチプレー選手権レクサス杯」を現地観戦したが、ほとんどの選手は曲がる球を打っていた。
例えば、米ツアーを終えたばかりの石川遼は、ティーショットではわざとフェードを打っていた。
では、なぜプロは真っすぐではなく曲がる球を打つのか?
ミスした時のことを考えると、真っすぐよりも曲がる球の方がリスクが少ないからだ。例えば、ストレートボールだと、ミスした時には左右に曲がる。右にも左にも曲がるとフェアウエーを広く使えない。対して、曲がる球ならばミスした時も曲がりが一方向。一方向に曲がる球を打った方がフェアウエーを広く使えるし、スコアメークもしやすくなるのだ。