日ハム大谷が15勝も打率低迷 気になる「二刀流」来季の行方
投手としての力量はもはやケチのつけようがない。
日本ハムの大谷翔平(21)が27日のオリックス戦に先発。8回3安打、無失点、12奪三振で15勝目を挙げ、勝利数、防御率(2.24)、奪三振(196個)という投手3部門のタイトルを射程にとらえた。
「15勝は凄くうれしい。タイトル? あとからついてくると思うので。まだ登板もあるので精いっぱい頑張りたい」(大谷)
試合後のヒーローインタビューでは個人タイトルより勝利優先を強調したものの、高卒3年目での15勝到達は09年の田中(ヤンキース)以来。日本ハムでは07年のダルビッシュ(レンジャーズ)に続く快挙になる。
こうなると気になるのは、来季以降の「二刀流」の行方だ。
投手として圧倒的な数字を残す一方、打者としてはパッとしない。開幕から昨季同様、登板間にDHとして出場しながら、打率は2割に満たない。7月7日を最後にスタメンから外れ、以後は代打に専念している。現在の打者成績は67試合で打率.208、5本塁打、17打点。外野守備も今季は一度も実現していない。大谷の「二刀流」は今季で見納めか。