ポストシーズンも工夫欠かさないメジャーリーグの企業努力

公開日: 更新日:

 先にWCゲーム進出を決めていたヤンキースの相手は最終戦でアストロズに決まったが、勝率の高いチームに開催権があったため、試合はニューヨークで行われるのか、敵地開催となるのか、こちらも最後までわからなかった。

 WC進出は勝率上位のチームが優先されるため、今回のようにナ・リーグ中地区から2位のパイレーツと3位のカブスが出場するケースも起こる。メジャーのポストシーズンは、最後まで何がどう転ぶか分からないのだ。

 米メジャーリーグ事情に詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言う。

「ファンを飽きさせない工夫はテレビ中継でもしています。例えばア・リーグディビジョンシリーズの第4戦、ナ・リーグ第3戦の開始試合がまだ決まっていないのも、視聴率の取れそうなカードをゴールデンタイムに持ってくるため、勝敗の行方をにらみながら、開始時間を決めていくからです。ア・リーグとナ・リーグの開催日程をズラしたり、日程が重なっても試合時間を3時間ずらして開催するのです」

 日本のプロ野球もそれぐらいの企業努力は必要だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動