アギーレ・ジャパンの4-3-3が気になった
メキシコ人のアギーレ監督率いる日本代表が始動しました。ウルグアイとベネズエラとの2連戦は勝てなかったけど、今は選手個々がアピールする時期。そういう中で武藤(嘉紀=FC東京)と柴崎(岳=鹿島)の若い2人がゴールという結果を出したのは良かった。
特に柴崎は、10代の頃から物凄い潜在能力があるといわれていたし、ようやく実力を出し切れたのかな。彼らのような将来性のある若手には、早く海外で国際経験を積んでもらいたいですね。
ボクは23歳でフランスへ行ったけど、海外でブレークするには年齢的に遅い方。早い方が異国の環境にもすぐ慣れるし、外国人選手とのフィジカルコンタクトを通して球際の激しさ、寄せの厳しさなどにもスムーズに順応できるようになる。
アギーレ監督の4―3―3の布陣は、完成までにしばらく時間がかかりそう。一番気になったのが、中盤の構成です。
ルマン時代にアンカー(中盤の底)を置く布陣にトライしたことがあるけど、アンカー役は守備力に加えて展開力も要求される。その前のインサイドハーフ2枚も、献身的に攻守両面に絡まないといけない。若い頃のハセ(長谷部誠=フランクフルト)くらいハードに動ける選手じゃないと厳しいかも知れません。