韓国人選手に最終日逆転される日本人選手に足りないもの
今の日本の選手はどうだろう。コーチがいても、練習場でスイングの形をあれこれ言っているだけでは、最終日、優勝を争うとき、どんなゴルフをしたらいいか教えようがない。
優勝争いをしていて絶対に曲げられない状況では「最後までグリップを絶対緩めるな。振りも緩めるな」と、鬼才といわれた戸田藤一郎はよく言った。終盤、優勝がかかっているとき、大事を取って振りを緩めるためにショットを左に曲げ、優勝を逃している日本の選手を何人も見ている。
(日本ゴルフジャーナリスト協会顧問)