異様なまでの“五郎丸人気”と未熟すぎる日本のラグビー文化

公開日: 更新日:

 スポーツライターの工藤健策氏は「日本のラグビー文化が未熟ということです」とこう続ける。

「ラグビーはサッカーに比べてルールが難しい。今回も、見ているファンのレベルに応じた解説者が2、3人は必要でした。それが生中継していた民放は、やっぱりお笑いタレントや芸能人をメーンに使う。スポーツ中継に芸能人はいりません。新聞やスポーツ紙も日本の3勝がすごい、すごいと称賛しているだけ。他の強豪国に比べて何が足りないのか、世界の選手育成の現状はどうなっているのかなど、ラグビーという競技を深く知りたいファンが報じて欲しいことはたくさんある。日本代表が帰国してからのマスコミは他国の試合はほとんど無視。キックの前に独特なポーズを見せる五郎丸(29)ばかりにカメラを向けてきた。特に女性はラグビーそのものより、五郎丸のファンに過ぎない。サッカーのW杯の時もそうです。この国のマスコミは報じるべきことよりもにわかファンに受けること、商売優先の報道ばかりです」

■五郎丸は「メディアのスーパースター」

 ラグビーファンが増えるいい機会と思ったのだろうか。五郎丸自身もW杯から帰国してからテレビやイベントに出ずっぱりだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 5

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  1. 6

    大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ

  2. 7

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  3. 8

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  4. 9

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  5. 10

    芳根京子も2クール連続主演だが…「波うららかに、めおと日和」高橋努も“岡部ママ”でビッグウエーブ到来!