ラグビーに脚光 トップリーグ中継に本腰入れる日テレの狙い
プロ野球に代わるスポーツコンテンツは何かないか――。テレビ局にとって長年の懸案がラグビー日本代表のW杯での活躍で動き始めている。日本テレビが国内ラグビーの最高峰「トップリーグ」中継に本腰を入れるという。
日テレで生中継した今月3日のW杯サモア戦は平均19.3%、瞬間最高では25.2%を記録し、巨人戦の何倍も視聴率を稼いだ。それだけに色気を見せるのも当然。それにヤマハ発動機ジュビロの五郎丸歩(29)の人気沸騰で、ファンクラブへの加入などが急増、待望のスター誕生という風が吹いている。
「これまでトップリーグの試合は、主にJスポーツの中継か、BS朝日のダイジェスト番組で見ることができる程度で、好きな人はスタジアムに足を運ぶしかなかった。ところが今回は、W杯を日テレだけでなく、BS日テレやNHKでも放送して視聴者が食いついてきた。これで中継をやらない手はないということ。ラグビーファンの期待は高まりますね」(ラグビー担当記者)
もうひとつの追い風は2019年に日本で開催されるラグビーW杯である。今大会でのジャパンの活躍で、4年後への注目が高まっている。