中国雑技団出身者が欠点激白 シンクロ日本「リフト下手」深刻
「シンクロの基本は中国が上」――。
米国を代表するアクロバットのコーチが日本のシンクロに強烈なダメ出しである。
来年3月の世界最終予選でリオ五輪出場権獲得を目指すシンクロ日本代表(チーム)が16日、都内で練習を公開。中国雑技団出身の盧毅(ルー・イー=76)氏を指導者に招いてフリールーティンの演技で実施するリフトの基本練習に取り組んだ。
立った状態の選手を肩に乗せて歩くなど、筋力とバランスが求められる練習の繰り返しに選手たちは四苦八苦。上に乗った選手が途中で落下するシーンもあった。
米国ではサーカスを指導し、12年のロンドン五輪前にはシンクロの強豪である中国ナショナルチームの臨時コーチを務めた盧毅氏。日本人選手の印象について聞かれると、一気にこうまくし立てた。
「まず最大のウイークポイントは筋力がないこと。2つ目は強い柔軟性を備えていないこと。3つ目は爆発的なパワーが足りないこと」
同氏によれば、中国の選手には全て備わっているそうで、同じようなトレーニングでも日本人と違って簡単にこなしていたそうだ。