乾・三井組4大会ぶりメダル シンクロに早くも鬼コーチ効果
日本のお家芸が世界の舞台で復権を果たした。
水泳の世界選手権シンクロのデュエットテクニカルルーティン(TR)決勝で乾友紀子(24)、三井梨紗子(21)組が92.0079点で銅メダルを獲得。同種目での日本勢の表彰台は07年の豪州・メルボルン大会以来4大会ぶり。
低迷するシンクロの再建を図るため、井村雅代氏がヘッドコーチに復帰。合宿中は1日11時間に及ぶ練習でレベルアップに励んだ。
前回のロンドン五輪では同種目で5位に終わった乾は「(井村)先生についてきて、やっと2人でメダルを頂けた。言葉にならない。胸がいっぱい」と言葉をつまらせた。
井村ヘッドコーチは「こうして競い合う醍醐味を知ったことは次への糧になる」と来年のリオ五輪でのメダル取りへの期待を口にした。