阪神も「動作解析」担当新設 由伸巨人は開幕前から“丸裸”

公開日: 更新日:

 巨人にも「戦略室」があった。「戦略コーチ」も在籍したが、原前監督の「指示系統の統一」との意向で13年限りで廃止された。

「原前監督は『力と力の勝負』とか『正々堂々と胸を突き合わせて』が口グセの人。ベンチ全体があまりにデータ偏重になっていたことを憂慮したというより、嫌悪感を示すようになって、スコアラーは元の機能に戻った。高橋新監督も横綱野球をやりたいと思う。幹部候補生としてここまできただけに、データを駆使して相手の弱点を突くような野球は好まないでしょうね」(球団関係者)

 とはいえ、ここ2年は貧打。「横綱」は程遠いのが現実だ。前出のスコアラーが続ける。

「マイコラス、ポレダといった盗塁がしやすい投手が残留。菅野、山口らの主戦級も特定球団の成績だけが突出して悪い時期があり、クセバレを心配してテンヤワンヤしたことがあると聞いた。打者では阿部、村田が打てなくなったのは衰えだけじゃない理由がある。複数球団で攻略マニュアルが作成されていて、実はいくつかの配球パターンで打ち取っている。戦力がある巨人を徹底的に研究するのは当然ですよ」

 もともとパより細かいセの野球がさらに細分化され、真っ先に丸裸にされるのは、由伸巨人になりそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭