プロ5年目飛躍期待も 中日・高橋周平「正三塁手」遠いワケ

公開日: 更新日:

 昨年は高卒5年目のヤクルト山田哲人(23)が「トリプルスリー」を達成して球界を賑わせたが、今年飛躍が期待される5年目選手が中日高橋周平(22=東海大甲府高)だ。

 11年ドラフトで中日、オリックス、ヤクルトが1位指名。交渉権を獲得した中日に入団するも、成長が遅れている。昨年は背番号が3に変わっても三塁のポジションは奪えず、「今季は何としてもレギュラーを取る」と意気込んでいるのだが、ある中日OBは冷めた顔でこう言う。

「昨季の山田はチームの優勝に大きく貢献したが、前年も143試合でリーグ最多の193安打を放ち、打率も.324という数字を残している。急に開花したわけじゃない。出てくるヤツは3年目、4年目で片鱗を見せる。高卒5年目の14年に114試合に出て3割を打ったDeNAの筒香も、故障がなく、起用法を固定すれば13年から戦力になったとみている。あるコーチは周平について『素材はピカイチ。でもプロは自分を客観的に見て今やるべきことを見つける作業の繰り返しなのに、それがわかっていない』と漏らしていた。高卒のドラ1でそろそろ戦力になってもいい時期なんだが、このまま終わるかもしれない」

 今年に入って球団の系列スポーツ紙が取り上げたのは自主トレを公開した翌日(4日)ぐらい。大化けして谷繁監督を驚かせてみろ!

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動