中日のメンバー構成に影響…悩ましい高橋周平のドン底不調
中日の高橋周平(20)といえば、11年ドラフト1位で入団した高卒3年目。今季は遊撃レギュラー候補として谷繁監督の期待も大きいが、結果がついてこない。
9日の楽天戦(倉敷)は2打数無安打。練習試合からスタメン起用され続けているものの、打率はこれで.105。
キャンプから猛練習をし、休日返上で振り込んだにもかかわらずだ。
中日は投打で着々とメンバー構成が固まってきている。セットアッパー浅尾の離脱は痛いが、懸案事項だった先発は、倉敷での2連戦で、大野、カブレラ、山井の3本柱が揃って順調な仕上がり。岡田、山内に加えて、ベテランの山本昌、川上も控えており、頭数は揃いそうだ。野手は、ルナに比べて守備力が上の森野が一塁に入り、ルナは三塁へ。二塁、中堅、右翼のポジション争いも激しい。
「高橋にメドがつけば、4人の外国人枠もスッキリする。投手はカブレラ、パヤノ、野手はルナ、ゴメスでいける。ただ、高橋がダメなら、エルナンデスを遊撃で使う必要が出てくる。貴重な存在である中継ぎ左腕のパヤノか、パワー十分のゴメスが二軍で飼い殺しになります」(中日OB)
キャンプ見学に来ていた高橋の母・玉寄さんは、「正月に実家に帰った時、(高橋が)『今年は打つほうで結果を出したい』と話していた」と言う。開幕までまだ3週間ある。約束を果たすべく、ドン底から這い上がれるか。