137kgアマダーも格安 楽天新助っ人で問われる星野氏の眼力
「チームが勝つことだけを考えてプレーしたい」 楽天の新助っ人・アマダー(29=前メキシカンリーグ)がリズ(32=前パイレーツ)、ブリガム(27=前ブレーブス)と並んかで意気込みを語った。
NPB史上最重量となる137キロの巨漢で4番候補のアマダーだが、年俸は3000万円と“小粒”。リズ(1億円)、ブリガム(5000万円)を加えても、昨年獲得したサンチェス(2億5000万円=解雇)に及ばない。
サンチェスは昨季、打率.226、7本塁打、18打点と期待を大きく裏切り、一昨年は3億円を投じたユーキリスも打率.215、1本塁打、11打点と散々だった。2年連続の大物助っ人の不発により、外国人選手の獲得方針が変更された格好だ。
今回の助っ人取りの陣頭指揮を執ったのは星野仙一副会長(69)。助っ人獲得資金を抑え、FAでロッテから今江を取った。
今江に大金を使った分、新助っ人は小粒になったが、星野副会長は中日監督時代、ドジャースのオーナー補佐兼国際担当のアイク生原氏との縁からドジャースとパイプを築くなど、幅広い人脈を生かして優良助っ人を発掘してきた。阪神で大活躍したジェフ・ウィリアムスは、星野副会長が阪神監督時代に獲得した左腕だ。
低予算で引っ張ってきた助っ人たちがどれだけ働くのか。星野副会長の眼力が問われる。