U-23決勝の日韓戦 国威発揚が当たり前の「代理戦争」だけはごめんだ
「永遠のライバル」にしちゃドーハのスタジアムは観客もまばら、大騒ぎしているのは本国から駆け付けた応援団が「和製オレオレ」と「テーハミンゴッ、どどんがどん」と火花を散らすのを中継で眺めつつ、なんだかなあ……極東の海峡を挟んだ隣国同士が、サッカーと関連付けて「慰安婦のおばあさんのために勝つ!」とか、「まだ言うかおまえら!」とか海峡を挟んで力み返って、気がつきゃテレビを見ているこちら側も「今のはきたねえだろ!」だの「なにやってんだ日本人!」だの引きずり込まれて、まるで憎悪を増幅し合う代理戦争に加担しているようないや~な気分になったぞ。
どうもサッカーは国同士の怨念が出る競技だ。イングランドとアルゼンチンはいまだにフォークランド紛争を引きずっているという。
こいつらにだけは負けたくない意識が野球まで伝播して、完勝の試合を素人でも分かるような采配ミスで落としたプレミア12の後、負けてたらただじゃ済まなかったろう。
「ここ一番で負ける軟弱な選手と監督」
「はしゃぎすぎて小久保の二の舞い手倉森」