オーナーや地元も味方 イチローが“辛口監督”のクビ飛ばす

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 そんなイチローに対するマッティングリー監督の視線は冷ややかだ。

 キャンプイン前日、イチローの起用法について指揮官は「去年は必要以上にプレーした。今季は過度に起用することはない」と断言。通算3000安打達成がかかるとはいえ「個人記録よりもチームの勝利が優先」とキッパリ言った。

 メディアからイチローに関して聞かれると、常に辛辣な単語が並ぶ。例えば、2月27日の練習後の会見では「左翼イエリッチ(24)、中堅オズナ(25)、右翼スタントンのバックアップだ」と改めて4人目の外野手だと明言した上で、こう言い放った。

「イチローが去年みたいにチームで一番、出場する(153試合)ようなら、それはチームにとって非常事態だ」

 指揮官がイチローよりも若くて攻守に計算の立つ主力3人に期待するのは当然としても、キャンプのこの時期からベテランをくさすようなセリフを連発する必要性はどこにもない。

■オーナーはカネにシビアな直情径行型

 マッティングリー監督がイチローに批判的な理由はともかく、「過度に起用することはない」と公言する通り、今季イチローの出場機会が激減すれば球団ビジネスに少なからぬ影響を与えるのは必至だ。

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