“兄貴分”殿堂入りでマイアミは数年後「イチロー」だらけ

公開日: 更新日:

 米国の野球殿堂入り選手が6日(日本時間7日)に発表され、歴代6位の通算630本塁打を放ったケン・グリフィー・ジュニア(46=マリナーズなど)、捕手として最多となる427本塁打のマイク・ピアザ(47=ドジャースなど)の2人が選ばれた。殿堂入りには全米野球記者協会(440人)の記者による投票で75%以上の得票が必要で、グリフィーは史上最高となる99.3%(437票)の得票率で受賞した。

 芸術的と評されたスイングと好守に加えて、温厚な人柄で人気を博したグリフィー氏はマリナーズ時代、イチロー(42=現マーリンズ)の兄貴分的存在だった。

 そのイチローも04年、シーズン最多安打記録を更新(262)するなど安打製造機として一時代を築いただけに、引退後の殿堂入りは確実だ。残り65本に迫ったメジャー通算3000安打を達成し、仮に今季限りで引退すれば殿堂入りは早くて5年後の21年。球団創設が93年と歴史が浅いマーリンズでは初めて栄誉を手にする選手になる。

 殿堂入りした選手は現役時の実績が評価され、本拠地に銅像が建てられたり、地元の道路や施設にその名を冠されたりするケースは少なくない。マーリンズの地元マイアミ市は恐らく「イチロー」の冠だらけになる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も