世界35位に苦戦…“薄氷”錦織インディアンウェルズ16強
相性の悪い大会で苦戦しながらも4回戦進出を果たした。
テニスのBNPパリバ・オープンは15日(日本時間16日)、米カリフォルニア州インディアンウェルズで男子シングルス3回戦を行い、第5シードで世界ランク6位の錦織圭(26)は第30シードで同35位のスティーブ・ジョンソン(26=米国)と対戦。7-6、7-6のストレートで下し、2年連続の16強入りを決めた。
錦織は序盤、相手の強力なフォアハンドと不規則に回転するバックハンドスライスを駆使した緩急のある攻撃にてこずった。第1セットの第2ゲームでブレークを許し、3ゲーム連続で失う苦しい立ち上がり。ボールがイレギュラーに弾むコートの特性にも苦しめられ、このセットは格下相手にタイブレークまで持ち込まれた。
辛うじて第1セットを取ったが、波に乗り切れない。第2セットは互いにサービスキープする展開。錦織は4-3で迎えた第8ゲームでブレークに成功しながら、続く第9ゲームでブレークバックされ、再びタイブレークに突入。リターンエースを決めるなどリズムを取り戻し、7―6で制した。