延長十回一挙7得点 ソフトBが楽天だから見せた“横綱野球”

公開日: 更新日:

 淡い期待は一瞬で吹き飛んだ。

 楽天は開幕戦に勝って、第2戦は八回に2点差を追いつき延長引き分け。この日も両軍無得点のまま延長戦に突入したから、ナインや仙台のファンは開幕カードの勝ち越しがチラついたはずだ。

 しかし、パの横綱が昨年の最下位球団を相手に、白星なしのまま福岡へ戻るはずがない。延長十回表、それまでの湿っていた打線が嘘のように、四球を挟み5者連続適時打の猛攻で一挙7得点。わずか数分間で楽天ベンチとスタンドを黙らせた。

 工藤監督は「呪縛というか、点を取りたい気持ちで硬くなっていたのが取れた」と言ったが、これは王者の謙遜だろう。格段に戦力の劣る楽天相手に、開幕カードで3タテくらわせては、ファンもがっかりする。強い横綱というのは、格下には土俵際まで攻めさせて勝負を盛り上げ、最後に豪快に投げて勝つ。2年で50発、166打点の李大浩(現マリナーズ)が抜けても、パの1強は変わらない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カブス鈴木誠也が電撃移籍秒読みか…《条件付きで了承するのでは》と関係者

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  4. 4

    薬物疑惑浮上の広末涼子は“過剰摂取”だったのか…危なっかしい言動と錯乱状態のトリガー

  5. 5

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  1. 6

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  3. 8

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  4. 9

    松田聖子は雑誌記事数32年間1位…誰にも負けない話題性と、揺るがぬトップの理由

  5. 10

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ