1週間で124億円荒稼ぎ マスターズがゴルフ界牛耳る理由
加えて両団体ともにエグゼクティブディレクター、専務理事といったポジションはあるものの、最終的な意思決定をする、理事や会長は任期があり、よく代わる。その点、オーガスタナショナルのビリー・ペイン会長は、1934年の開場からまだ3代目なのだ。長期にわたって独自プランを実行させることができるのだ。
歴代USGA会長の多くは、退官後にオーガスタのメンバーになっているが、その出世頭が今年、マスターズ広報委員長から競技委員長に昇格したフレッド・リドレイ氏だ。これがマスターズ委員会の世界のゴルフ界に対する発言力の強さを物語っている。
(ゴルフライター・吉川英三郎)