大累が日ハムへ乾は巨人へ このトレードは吉か凶か?
11日に発表された、巨人大累進(25)と日本ハム乾真大(27)のトレード。左腕が必要な巨人と内野手が欲しい日ハムの思惑が一致した形だ。
問題は二軍暮らしが長い両者だけに使い物になるか、である。
中継ぎ左腕の乾はプロ通算5年で1勝2敗、防御率5.86。12年は自身最多の36試合に出場したが、昨季はわずか6試合だった。
ある日ハムOBは「球団内の評価は決して低くない」と、こう話す。
「直球も変化球も、一つ一つのボールは十分一軍レベル。それが一軍の試合になると制球が定まらずに打たれてしまう。チャンスを掴みたいという気持ちが強すぎて、焦りにつながっていたようです。それでもポテンシャルは高いし、性格的にも問題ない。球団も『環境を変えてチャンスを与えよう』という親心があったのだろう」
大累は12年ドラフト2位。これまで一軍では2試合しか出場していないが、50メートル5秒7の俊足は球界トップクラス。こちらは出番さえ与えられれば結果を残す選手と言われているが……。