監督インフル離脱で問われる中日落合GMの“危機管理能力”
3位を走る中日に緊急事態だ。19日、谷繁監督がインフルエンザ(A型)に感染したことが判明。18日から体調を崩し、自宅療養中だという。
19日、20日に予定されていた巨人戦は熊本地震のために中止。ひとまず監督離脱の影響は小さく済みそうで、医師のゴーサインが出れば復帰する予定だが、厚生労働省のHPには、「一般的に、インフルエンザ発症前日から発症後3~7日間は鼻やのどからウイルスを排出するといわれています。そのためにウイルスを排出している間は、外出を控える必要があります」と記されていることから、22日からのヤクルト3連戦(ナゴヤドーム)の復帰は微妙な状況だ。
谷繁監督の代行として森ヘッドが指揮をとることが濃厚。
「中日は投手、捕手のバッテリー部門については基本的に森ヘッドが取り仕切っているから大きな影響はないはず。スタメンも電話連絡で何とかなるだろうけど、問題は代打、代走、守備交代を含めた作戦面だ」(中日OB)
主軸の平田が22日のヤクルト戦から復帰予定。吉見、若松という力のある投手が先発予定というのは不幸中の幸いといえるが、前出のOBは「このピンチこそ落合GMの出番」と、こう語る。