好投に絶賛も…ドジャースはなぜ前田に100球投げさせない
「ドジャースはセカンドオピニオンまで聞いたうえで、前田と契約したといいます。年俸3億3000万円と買いたたかれたのも、靱帯の部分損傷が確認されたからでしょう。ただ、靱帯に傷があっても、投げ続けている投手はメジャーにいくらでもいますし、前田も実際、投げられないわけではありません。事情を把握している首脳陣が、前田の右肘に配慮しているのですよ」
オープン戦から開幕にかけて、前田がどれくらい働けるかはまったくの未知数だった。不安を抱えているからこそ基本給も安いのだが。
「ドジャースの首脳陣にとって、前田の好投はうれしい誤算。当初は8年のうち2年ほど働いてくれればいいくらいのつもりで手術も織り込み済みだったのに、使ってみたらかなり戦力になることが分かった。それでより慎重に起用するようになった」(同)という。
現時点では問題なくても、右肘にいつ破裂するか分からない爆弾を抱えているのは事実なのだ。