借金生活が目前も 虎ファン「超変革」野球の継続望む
前出の宮本氏が言う。
「今年の阪神は、若い人たちがどんどん出てきて非常に活気がある。和田、真弓監督時代は、どちらかというと采配は安全策。実績重視の選手起用でしたが、それでも一度も勝ち切れなかった。優勝するためには何かを変えなければいけない。それは多少、結果が伴わなくとも生え抜きの若手を使いながら育てることだと思う。03年優勝時の星野監督も、1年目は4位だった。阪神ファンはせっかちで、すぐに結果を求めがちですけど、僕は心に余裕を持って、『金本さんに時間をあげよう』と自分に言い聞かせています(笑い)」
大敗した26日の試合でも、若手が出てくるとファンは大歓声を送った。阪神はここ数年、新陳代謝が滞っていた。ファンは金本改革を固唾をのんで見守っている。