阿部、坂本、西岡、大野…各球団主力“ケガ続出”の真犯人

公開日: 更新日:

「今は開幕直後ということもあるが、長期離脱を防ぐために、小さな張り、違和感でも休ませる傾向が強いと思う。普段のケアに加え、連戦中は試合前練習を軽めにし、休日練習を返上する球団も増えた。中でも変化を感じるのは巨人です」

 巨人OBが話を引き取ってこう言う。

「巨人は『球界の盟主』として、ファンのために主力は毎試合出続けるべきとの考え方が強かったが、昨年、肉離れする選手が続出。休日に全体練習を課し続けたことも影響し、今年から『故障防止プロジェクト』を立ち上げた。高橋監督は現役時代にケガに泣いた経験もあるからね。坂本は先々を考えて大事をとったとみている。たとえば延長十二回までもつれた3日の広島戦。投手総動員だったにもかかわらず、マシソンの登板がなかったのは、『休養日』だったからでしょう」

 ヤクルトは首脳陣の方針で、張りや違和感があれば、遠慮なく自己申告し、必要に応じて休養を与えるやり方を取っている。広島はトレーナー、コンディショニング、トレーニング部門を統合。一~三軍に計14人のスタッフを抱える。石井トレーナー部長は「治療環境の向上に加え、大ケガを押して無理をして出るというケースはなくなってきている」と語る。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 5

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  1. 6

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 7

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 8

    雑念だらけだった初の甲子園 星稜・松井秀喜の弾丸ライナー弾にPLナインは絶句した

  4. 9

    「キリンビール晴れ風」1ケースを10人にプレゼント

  5. 10

    オリックス 勝てば勝つほど中嶋聡前監督の株上昇…主力が次々離脱しても首位独走