二軍コーチも歯切れ悪く 初登板先送りG内海“本当の状態”
■チャンスは一度だけか?
確かに「経験」はある。11、12年に2年連続最多勝。だがそれも過去の栄光で、左肩痛を発症した14年は7勝9敗。左前腕部を痛めた昨季はわずか5試合の登板で2勝1敗、防御率は5.01だった。
ここ2年は故障と不振で、原前監督から戦力として見てもらえず、「経験」でごまかすことができないほど衰えているとの声もある。
尾花一軍投手コーチは昨秋から「内海は下半身を鍛えて上半身にパワーを伝える。それが指先にかかるようにメカニックを見直しているところ」と内海再生に乗り出していたが、一、二軍首脳陣が総動員で手を尽くしても結果につながらないのが現状だ。
田口に登板を吹っ飛ばされたのは、20歳左腕の方が優先順位が上だから。高橋監督がくれる一度のチャンスをモノにできなければ、次回が「見納め」になる可能性もある。