二軍コーチも歯切れ悪く 初登板先送りG内海“本当の状態”
10日の阪神戦(甲子園)が雨天中止となった3連敗中の巨人は、20歳左腕の田口が11日にプロ入り初のスライド登板することになった。
もともと、11日は内海哲也(34)が先発予定だった。不振で開幕から二軍暮らしが続いた元エースの今季初登板は、次カード以降に吹っ飛んだ。「残念だけど天気には勝てない。まだ(試合で)1球も投げていないけど、練習もできてるし、(一軍は)やっぱりいい。仕切り直して頑張る」と話したものの、見通しは暗い。
オープン戦防御率10.32で開幕5日前に二軍落ち。二軍でも6試合で防御率4・28。成績は良くなくても、一軍の先発事情が苦しいため、白羽の矢が立った。田畑二軍投手コーチに聞くと、こう言った。
「(不振の原因は)キレも球威も落ちていたけど、何といっても生命線の低めの制球力がなくなっていたこと。ボール2つ分は高かったから打たれていた。そこは何とか修正できたはずですが……」
どこか歯切れが悪く、「調子は上がっている? 今はそんなこと言っている場合じゃない。彼には経験がありますから」と状態そのものは上向いていないことを示唆した。