五輪代表ガーナ戦 前半の3ゴールは質も高くて良かった
必ず先制点をゲットする。これで相手の焦りを誘い、前掛かりになって攻めてくるところをいなして逃げ切る――。
6分後に同点に追い付かれたが、試合そのものは「焦って慌てるナイジェリア」「組織的に守ってカウンターを仕掛ける日本」とプラン通りに進み、しっかり勝ち点を獲得することができた。
ガーナ戦も前半11分にFW矢島が先制ゴールを決め、これでガーナは明らかに浮足立った。両サイドをゆさぶり、15分に右サイドからDF伊東が精度の高いクロスを入れ、矢島が右足ボレーでズドン! これで勝負あったと言っていい。
リオ五輪初戦のナイジェリア戦で「必ず先制して」「堅実に守って勝ち点3を獲得」すれば、2戦目以降は「引き分けでもOK」と落ち着いて試合をこなせる。さすれば決勝トーナメント進出への道は開けていく。
(日本サッカー協会顧問)