ひさびさ日本人三つ巴も 鈴木愛が図らず吐露した技術不足
【ブリヂストンレディス】
鈴木愛(22)が三つ巴のプレーオフを制し、2014年の日本女子プロ選手権以来となるツアー通算2勝目、今季初勝利を挙げた。
鈴木は17番までに通算10アンダーとして、先にホールアウトした藤本麻子(25)、上原美希(27)に1打リードして最終18番(373ヤード)を迎えた。
ピン位置はグリーン左奥で、手前に深いバンカー、左サイドには池。さらにグリーン左奥斜面はラフが短く刈り込まれて、少しでもオーバーすると池に転がり落ちてしまう危険があった。
狙い目は上り傾斜のピン手前だが、落としどころは狭く、ピン上は下り傾斜になっていて、パットのラインは難しくなる。
鈴木の本戦18番の1打目はフェアウエー左サイド。ところが2打目は主催者の思惑通りグリーンから、芝を刈り込んだ左奥にこぼれ落ち、池の手前ギリギリのところで止まった。ボールはラテラルウオーターハザード内の岩の上にあり、3打目はピンを20メートル以上もオーバーした。このピンチは2パットボギーで切り抜けたが、パーフィニッシュなら楽勝だったのだ。