4大会連続五輪も人気薄… 女子ホッケー必死の補強費集め
「一人一人が実力を出し切れば、必ずメダル争いに食い込む力はある」――。
リオ五輪女子ホッケーの永井祐司監督(52)が手応えを口にした。
14日は都内で代表メンバー16人を発表。DFの中川未由希主将(29)は「『走守攻』をスローガンにチーム力を上げてきた。一戦一戦厳しい戦いになるがメダル獲得を目指したい」と日本ホッケー史上初の表彰台を目標に掲げた。
女子ホッケーは4大会連続出場を決めながら結果(04年8位が最高)を残していないこともあり、メジャー競技に「昇格」できない。これまでは資金不足で海外遠征を断念せざるを得ないこともあったそうだ。
女子の強化費用は年間で5000万円だが、全額を代表の強化につぎ込めない。そこで日本ホッケー協会は昨年10月のオセアニア大陸予選で出場権を得た後、強化費用を捻出するため、大手広告代理店の協力を得てスポンサー探しに着手。女子日本代表のスポンサーとして金融、保険の2社を獲得した。女子日本リーグ加盟4社からの協賛金も含めて、リオに向けた強化資金はロンドン時のほぼ倍となる6000万円に達した。