ドライバーの弾道はヘッド軌道とフェースの向きで決まる
今季メジャー第2戦の全米オープンは、ダスティン・ジョンソンが最終日もスコアを着実に伸ばし、通算4アンダーで優勝。昨年大会では最終ホールで3パットして2位に甘んじたが、今年は最終ホールでバーディーを奪取。雪辱を見事に果たし、世界ランクも6位から3位に上げている。
ジョンソンといえば、米ツアー屈指のロングヒッターで、軽く振って300ヤード、しっかり振ると350ヤード近くも飛ばす。ティーショットでは飛距離を50ヤードぐらい変えてくる。
では、どんなふうにしてドライバーの距離をコントロールしているのか?
飛ばす時と飛ばさない時の違いは、インパクト時のフェースの向きだ。
遠くに飛ばしたい時は、ヘッドの軌道とフェース向きのズレが少ない。ボールとヘッドが正面衝突することでエネルギー効率が上がり、それで飛距離を出している。
対して、飛距離を落としたい時は、ヘッド軌道とフェースの向きのズレが大きい。このズレが大きいほどインパクト時にエネルギーロスが発生し、飛距離が落ちるのだ。