グリーン傾斜は目で読むよりも足裏で感じた方が勘違いが減る
自分ではラインを読み切ったつもりなのに、ボールはイメージと逆方向に切れてしまう。フックラインだと思って打ったら、実際はスライスラインだった……。
説明するまでもないが、いくらいいストロークをしてもラインを読み間違えると、パット数を減らすことはできない。グリーンには傾斜があるので、右に切れるラインで「左に切れる」と読んでしまえば、ボールはカップと違う方向に転がってしまうからだ。
さて、このパットのラインの読み方。プロや上級者の多くは、立ったままではなくて、しゃがんで(目線を下げて)、傾斜の方向と角度をチェックしている。しゃがんだ方が目の位置がグリーン面に近づき、傾斜の度合いをチェックしやすいからである。
しかしながら、しゃがむだけがラインを読む方法ではない。アダム・スコットをはじめ、米ツアーでは立ったままでパットのラインを読んでいる選手がいる。彼らは目ではなくて、足裏の感覚で傾斜の方向と角度をチェックしているのだ。
やり方は簡単、ボールの真上で両足を肩幅程度に広げて立ったら、それでどちらの足の方が高いのか(低いのか)を感じ取り、どれぐらいの角度が付いているのかをチェックすればいい。