頭とクラブが引っ張り合うインパクトが飛びに直結する
先週の米男子ツアー、「ザ・プレーヤーズ選手権」は初日から首位に立ったジェイソン・デイ(豪)がそのまま逃げ切り、通算15アンダーで今季3勝目。世界ランクも1位をキープしている。
デイといえば、オーソドックスなスイングで定評があるが、彼もまた体をうまく使ってドライバーの飛距離を得ている。
インパクトからフォローにかけては頭が後方に動き、その反動でクラブをフォロー方向に振り抜いている。インパクトゾーンでは頭とクラブが逆に動き、互いに引っ張り合っているのが見て取れる。
対して、体をしっかり使っているのに、飛距離が出ないゴルファーの場合、スイング中にこの作用と反作用の動きがない。インパクトゾーンで頭が打つ方向に動いている。作用と反作用の力がまったく働いていない。
では、どんなイメージを持てば、インパクトゾーンで作用と反作用とを使えるようになるのか?
イラストを見ていただきたい。椅子のすぐ後ろに立ったら、インパクトの形をつくって右手を椅子の背もたれにあてがう。これで準備完了。