リオ五輪7人制ラグビー 日本女子代表を待つ“ブラジルの笛”
初代メダリストに名を連ねるには相手が悪かった。
29日、日本ラグビー協会はリオ五輪代表候補の男女メンバーを発表。男子では昨年のW杯にも出場した山田章仁(30)、女子ではラグビー界を代表する美女として知られる山口真理恵(26)らが選ばれた。
女子の7人制ラグビーは世界ランク上位4カ国(豪州、NZ、カナダ、英国)が優勝候補。同5位のフランス以下、10位の日本までが2番手グループを形成している。日本の上位進出、メダル取りの可能性も見えてくるが、今回は予選の組み合わせに恵まれなかった。
日本のC組はカナダ、英国、ブラジルの4カ国。このうちカナダと英国は実力が抜けていて、地元ブラジルはリオに向け急ピッチで強化を進めている。浅見敬子ヘッドコーチも「成長の余地があるので注意したい」と警戒する。
ブラジルの世界ランクは9位。実力は日本と互角でも、ブラジルにはホームアドバンテージがある。
W杯など国際大会でのレフェリングは開催国有利とされる。日程もホスト国のコンディショニングに配慮して組まれるケースが多いのだ。