エースは大学生の渡辺雄太…日本男子バスケは深刻人材難
「自分に期待されているのは得点とリバウンド。勝負どころでチームに貢献したい」
23日、リオ五輪最終予選(7月4日~、セルビア・ベオグラード)に臨む男子バスケットボール日本代表に選ばれた渡辺雄太(21=米ジョージ・ワシントン大)がこう言って意気込んだ。
203センチの長身FWは、18チームがリオの出場権を争う最終予選で日本の得点源として期待される。最年長の田臥勇太(35)が主将を務めるチームでは、最年少ながらオールラウンドなプレーをする牽引役でもある。
大柄だが切れのあるプレーは本場米国で磨きがかかっているとはいえ、エースとしては物足りない面もある。体重89キロと線が細く、海外勢との対戦では当たり負けも珍しくないからだ。
日本代表の長谷川健志ヘッドコーチも「今は高さだけでなくフィジカルの戦い。体重増が一番必要。パワーが付けば、(リバウンドなど)プレーも広がるのですが」と指摘する。