ベイに3回5失点KO…巨人マイコラス“破格待遇”の不安的中

公開日: 更新日:

 乱打戦を制してDeNAに3タテを食らわし、試合後の高橋由伸監督は珍しく相好を崩した。

「今年に入って初めてと言ったら言い過ぎかもしれないですけど、打線がカバーした試合でした。(決勝の3点適時打を放った代打の)相川がホントにいいところで、いいバッティングをしてくれた。ただ、そこまでもっていった全員の力。リリーフ陣も途中からきっちり抑えてくれました」

 打線は17試合ぶりとなる2ケタ得点、五回以降を無失点に抑えたリリーフ陣も確かにいい仕事をした。が、それで帳消しにならないのが、先発・マイコラス(27)の乱調だ。春のキャンプで右肩の変調を訴えたこの助っ人右腕は、先月25日にようやく一軍復帰登板を果たして、この日が今季3度目の登板。他球団スコアラーがこう言った。

「今の状態じゃ、ちょっと使えないでしょ。13勝を挙げた昨年とはまるで別人です。150キロ超の直球もさることながら、ボールに角度があり、カーブに落差があって、打者の目線がどうしても上に向いて、それが厄介だった。それが、肩をかばっているのか、右ヒジが下がったフォームになって持ち味の角度とカーブの落差、キレがなくなってしまった。スピードも直球の平均は140キロ台前半まで落ちています」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動