ベイに3回5失点KO…巨人マイコラス“破格待遇”の不安的中
案の定、序盤で大量5失点。3四球と制球も乱し、威力のない真っすぐを痛打された。3回でKOされ、「理想通りにいかなかった」と言葉少な。高橋監督もさすがに、「これだけ点を取られたわけですから、何か課題があるんでしょう」とマイコラスに関してだけは不満げだった。
巨人は昨オフ、そんな助っ人に2年5億円の大金を積んで再契約。年俸8050万円からの破格待遇だったが、この契約には当初から不安の声が多かった。ただでさえ、外国人の複数年契約にはリスクが大きい。カネと年数を保証されていることで甘えが生じ、真面目に働くのは契約最終年だけというケースが過去にはゴマンとあって、「たった1年やっただけのマイコラスとそんな契約を結んで大丈夫なのか」と首をかしげる巨人OBが何人もいた。しかも、マイコラスにはメジャー復帰の希望がある。
「2年契約の1年目となる今年は右肩の状態と相談しながら投げて、巨人とメジャーをてんびんにかけて必死にやるのは来年じゃないか」
さるOBのそんな見立てが当たってしまえば、広島追撃どころの話ではない。