男子卓球・丹羽孝希は4強ならず “五輪王者”の前に力尽く

公開日: 更新日:

 リオ五輪卓球男子シングルスの4回戦で格上の黄鎮廷(香港、世界ランク8位)に1-3から3ゲームを取り、逆転勝ちで8強に進出した男子単の丹羽孝希(21、世界ランク22位)。準々決勝の相手はロンドン五輪の金メダリストで、五輪史上初の連覇を狙う中国の張継科だった。

 丹羽の持ち味は「意外性」。時にはトリッキーとも思える、相手が驚くようなプレーを見せる。それがランク上位の選手を破る秘密でもある。

 その思い切りの良さが消え、このところ低迷を続けていたが、リオでは本来の丹羽らしさが戻ってきていた。

 第1ゲーム。丹羽はサーブが冴え、得意のチキータで相手の裏をかく。張は対応ができず、試合は丹羽の一方的なペース。11-5で先取する。

 ただ、さすがに相手は五輪覇者。第2ゲームでは立て直しを図る。丹羽が嫌がっていると見るや、得意のY字サービスで徹底的に攻める。Y字サーブはラケットを立て、手首を使って繰り出すサービス。強い手首が必要で、ボールの回転量が多いだけに、レシーブが難しい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も