銅を逃したサニア・ミルザはインドの“お騒がせ”アイドル
インドの妖精は惜しくも銅メダルを逃した──。
リオ五輪テニスのミックスダブルス3位決定戦でチェコのペアにストレート負けしたサニア・ミルザ(29)。
インドの国民的アイドルは、シングルスでも自己最高27位(07年)の実力を持つが、得意はダブルス。09年全豪ではマヘシュ・ブパシと組み、インド人女性としてグランドスラム初制覇。昨年はマルチナ・ヒンギスとのペアでウィンブルドンなど10勝。ダブルス世界ランク1位となった。
彼女をめぐっては“論争”も多い。09年に幼馴染みの大富豪との婚約を破棄すると、翌年パキスタンのクリケット選手ショアイブ・マリク(現在の夫)と結婚。だが、マリクには妻がいたため“略奪婚”と叩かれた。「露出」の多いウエアを「イスラム教徒にふさわしくない」と非難されたり、宗教的に対立するイスラエルの選手とペアを組んで批判されたこともある。
リオ後も“コート内外”のミルザに注目だ。