次戦米国に“203cmの強敵” 女子バスケの快進撃ここまでか
世界ランク16位の女子バスケット代表が、リオ五輪のグループA組で世界4位のフランスを破って準々決勝進出はビッグニュース。しかし、日本時間15日の中国戦での五輪5連覇中の米国選手のプレーぶりを見ると、17日の準々決勝でB組1位の米国と顔を合わせる日本は「何点取れるのか?」「どれだけ失点するのか?」と不安になってしまう。
米国の先発5人の平均身長は187.2センチ。対する世界8位の中国は188.8センチ。高さに分があるのは中国だが、個々の選手のスピード、俊敏性、スキルなどは完全に見劣りした。中でも米国のセンターを務める身長203センチ、体重94キロのグリナー(25)のプレーは“圧巻”のひと言だ。
たとえば第3クオーターでのワンシーン。グリナーとともに「中国戦最多の18得点」を決めたチャールズ(27)がシュート。リングを直撃してリバウンドの争いと思われたが、ジャンプしたグリナーは、ボールをポンと押し出すようにしてシュート。あっさり2点追加である。このプレーの直後。ポイントガードのバード(35)が左サイドでチャンスをうかがっていると右サイドからグリナーが中国選手の間にスルスルっと進入し、リング下でボールを受けるとフリーでシュート。スピーディーで華麗なプレーに中国選手はお手上げだった。