シンクロ乾・三井組のメダルは井村HCの“政治力”が鍵握る
シンクロは言うまでもなく採点競技だ。試合でのジャッジにはレフェリーの主観も少なからず反映される。世界選手権で上位に入ったチームが五輪で好結果を残すのも、レフェリーの印象度がジャッジに加味されるためだ。
加えてHCの政治力もジャッジに影響するといわれる。少しでも得点を上げるため、シンクロの会場では練習中などの競技時間外に各国のHCがレフェリーとコミュニケーションを取り、演技構成や内容を説明することは珍しくない。明らかに他国と比べてジャッジがシビアな場合は「きょうの採点は厳し過ぎる」とレフェリーにプレッシャーをかけることもあるという。
シンクロの会場である「マリア・レンク水泳センター」では各国のHCによる“ロビー活動”が展開されている。