国籍変更だけじゃない 改善迫られそうな五輪競技の共通項

公開日: 更新日:

 アマチュア競技を取材する記者が言う。

「いつも同じ国や選手が金メダルを取ることは、競技の普及にとってはプラスにならない。吉田は決勝で米国のマルーリスという選手に負けた。その戦いに感動した多くの米国少女はレスリングを始めるかもしれない。勝負は誰が勝つか分からないから面白いわけで、王者たちが連覇のためにどれだけ努力をしようが、同じ国、選手が勝ち続ける競技は、結局スポンサーが離れ、テレビ中継の視聴率も下がる。五輪会場には客も来なくなる。商業主義化されたIOCにとっては、それが一番怖いことなのです」

 日本のお家芸のレスリングも、現状を“野放し”にしておくわけにはいかないか……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動