青木降格、イチローも…日本人野手揃って“PS戦力外”危機
メジャーのポストシーズン(PS)で日本人野手が躍動する姿は見られないかもしれない。
28日(日本時間29日)にはマリナーズ・青木宣親(34)が今季2度目のマイナー降格した。マリナーズは首位レンジャーズと7・5ゲーム差、アストロズと同率でア・リーグ西地区2位(27日終了時)。2チームで争うワイルドカード(WC)でのPS進出を狙える位置に付けているとはいえ、青木が10月にプレーするのは絶望的だ。規定により、8月31日の時点でメジャーのロースター(25人枠)に入っていない選手は、故障者が出ない限り、出場できないからだ。
イチロー(42)のマーリンズはナ・リーグ東地区首位のナショナルズと8ゲーム差の2位ながら、WC争いの輪に入っている。世界一になった03年以来、3度目のPS進出を見据えているが、ベテラン外野手はレギュラーシーズンでお役御免になりかねない。
主砲スタントン外野手(26)を故障で欠くチームは24日、ブレーブスからジェフ・フランコーア外野手(32)をトレードで獲得。そのフランコーアは25日のロイヤルズ戦で内野安打を放つと、翌26日のパドレス戦は「6番・右翼」でスタメン出場し、4打数3安打と新天地でいきなり結果を残した。