「最低でも50歳までは」 イチローの“年齢の壁”どこまで?
マーリンズ・イチロー(42)の大台到達は次戦以降に持ち越しとなった。31日(日本時間1日)のカージナルス戦は代打で出場。一飛に倒れてメジャー通算3000安打までは2のままで変わらなかった。
そのイチローの口が絶好調だ。
米スポーツ専門局「ESPN」のインタビューに答えて、「最低でも50歳まではプレーし続けたい」「感覚は(シーズン262本の安打記録をつくった)04年と変わらない」「毎日プレーすれば200(安打)も打てると思っている」などと話しているのだ。
ここまで、89試合に出場して打率.323、9盗塁、12打点。マーリンズにはイチローを譲渡して欲しいというトレードの申し込みが殺到しているらしい。
メジャーには年齢の壁が存在する。特に野手は35歳を境に評価がガクンと落ちる。仮にイチローが来季以降も今季同様の成績を維持したとすれば、本人の希望通り、50歳までプレーできるのか。アメリカ野球愛好会副代表の鈴村裕輔氏はこう言った。
「4、5番目の外野手として出場機会も年俸にもこだわらない、メジャー最低保障の5000万円でも構わないといったところで、常識的にみれば45歳が限度でしょう。けれども例えば代打成功率が6割とか、イチローが試合に出ることによって確実に観客動員増が見込めるといった付加価値が加われば、選手寿命はそれ以上、延びるかもしれません」