田中将大 サイ・ヤング賞の条件は“残り試合すべて完封”
ヤンキース・田中将大(27)が水をさされた。
30日(日本時間31日)のロイヤルズ戦に12勝目をかけて登板。3者凡退に仕留める無難な立ち上がりを見せたが、4点リードの三回。2死から連打を浴びて1点を返される。続く四回には4番モラレスに甘く入った変化球を右翼スタンドに叩き込まれるソロ本塁打を許し、2点差に迫られた。
五回を投げ終えたところで雨が降り始め、試合は中断。約1時間後に再開したが、田中は降板。5回を1本塁打を含む4安打2失点で、勝利投手の権利を持ったままマウンドを救援陣に託した。
田中は28日にMLB公式サイトが掲載したサイ・ヤング賞の予想記事で候補のひとりに挙げられた。ア・リーグではレッドソックス・ポーセロ(18勝3敗、防御率3.26)、ブルージェイズ・ハップ(17勝4敗、同3.19)の勝ち頭2人の他、貢献度を示すWAR(5.8)でトップのレンジャーズ・ハメルズ(14勝4敗、防御率2.67)、リーグ3位の186奪三振をマークするホワイトソックス・セール(15勝7敗、同3.14)らを有力候補としている。