ヤンキースの“放出セール”でマー君も他球団に売られる?
メジャーでプレーオフ進出の可能性がなくなった球団が主力を次々に放出することを「ファイアセール」と呼ぶ。代わりに若手有望株を獲得して、チーム再建に舵を切るのだ。中でも派手なファイアセールを行って話題になっているのがヤンキース。すでに抑えのチャップマン、セットアッパーのミラー、先発のノバ、中軸のベルトランらを売り払った。
トレード期限の7月31日は過ぎたが、ウエーバーを使えばまだ放出は可能。4日現在、7勝4敗、防御率3.46の田中将大(27)は売られないか。
「昨年、一昨年と比べれば投球内容は安定していて、ヤンキースの事実上のエースです。リリーフが脆弱になったいま、田中を放出してしまったら、それこそヒドいことになってしまう。三塁手のヘッドリーと外野手のガードナーは、いずれも打率が・250前後。トレードに出すなら、田中より彼らが先でしょう」とはスポーツライターの友成那智氏。
それでも田中の年俸は約22億円。ヤンキースは今年も含めて20年まであと4年間、90億円近く払わなければならない。田中にそれだけの価値があるのか。