巨人も若手にチャンスを ヤンキースは7月に世代交代着手

公開日: 更新日:

 メジャーでいま、勢いのあるチームがヤンキースだ。

 8月1日以降、17勝11敗。ワイルドカード争いに名を連ねるオリオールズとタイガースに2.5ゲーム差まで詰め寄っている(1日現在)。

 ヤンキースは7月中からチームの解体と若返りに着手した。抑えのチャップマン(28)、中継ぎエースのミラー(31)、先発のノバ(29)らを放出。8月1日には3番打者のベルトラン(39)をレンジャーズにトレードした。5日には通算400本塁打のテシェイラ(36)が今季限りでの引退を表明すると、12日にはA・ロッド(41)が引退した。

 そうやってベテランや中堅どころを片っ端から整理した結果、ポジションを得た若手が気を吐いてチームを引っ張っている。その筆頭が先月3日のメジャー昇格以来、23試合で11本塁打を放って2週連続の週間MVPに選出されたゲーリー・サンチェス捕手(23)。グリーン(25)、セサ(24)といった若手投手も先発に定着した。

 ベテランは計算が立っても、意外性や可能性は期待薄。そこへいくと若手はエネルギッシュだし、未知の可能性を秘めている。プレーオフ進出が絶望となり、ベテランや中堅どころの高給取りを売り払ったがゆえに浮上してきたのがヤンキースだとすれば、投打にズラリとベテランや高給取りを並べた巨人も参考にしたらどうか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動