広島に大逆転負け 士気上がらぬ巨人“2位独走”の落とし穴
巨人が広島に大逆転負けを食らった。
25日、4-0から終盤の4回で6失点。九回には抑えの沢村が3点を失った。これでゲーム差は9に広がり、広島の優勝マジックは2つ減って「18」となった。
巨人は前日にエースの菅野で敗れ、広島にマジック20が点灯した。巨人の高橋監督は「1勝2敗の厳しい結果? 結果は受け止めなければならないが、どこに勝ってもどこに負けても同じ。明日からの試合に向けて気持ちを切り替えて、いい試合をしたい」と前を向いた。が、直接対決の勝敗が他の試合と同じでないことは、指揮官が一番分かっていた。
首位攻防戦の前、広島ナインは「ひとつ勝てればいい」と自然体で東京ドームに乗り込んできた。ジョンソン、福井、九里の先発ローテーションもあえてイジらなかった。一方、8ゲーム差を追う2位巨人は「最低でも3連勝」とわざわざローテを変更。マイコラス、菅野、田口の三本柱を並べたが、1勝2敗と負け越した。
広島にまざまざと実力と勢いの差を見せつけられた巨人。3位のDeNAとは7.5ゲーム差だから2位は安泰に見えるが、実はここに落とし穴がある。試合前、巨人の某選手がこう漏らしていた。