球団社長は野球の素人 金本監督は“GM兼任”で補強陣頭指揮
古参OBが言う。
「かつて星野は就任1年目のオフ、血の入れ替えといわれた、大胆なチーム編成を敢行した。当時のオーナーだった久万(俊二郎)さんの信頼が厚く、まさにGMも兼ねていたからね。多くのベテラン、助っ人をクビにする一方、FAで金本を取り、トレードで下柳、野口、メジャーからは伊良部、ウィリアムスを獲得。金もかかったが、2年目に優勝した。あれでBクラスに終わっていれば、3年契約でも星野は間違いなくクビだった。金本も同じです。幸い、85年日本一の功労者でもあるカケ(掛布雅之)は来季も二軍監督を務める。ポスト金本には困らない。それを望んでいるわけではないが、全権監督というものはそれだけ大きな責任があるということだよ」
三顧の礼で迎えられた金本監督も意外に短命で終わるかもしれない。